
佐賀県×ふるさと納税

子ども・文化支援のために、特別なふるさと納税の返礼品をご提供いただいています。このページに掲載されている商品は、子どもたちの文化活動への応援につながる、特別な返礼品です。
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keyboard_arrow_right今右衛門窯の錦橘絵飯碗 一生ものの器として迎える、有田焼の美
■ 作品について
デザインの詳解 「錦橘絵(にしきたちばなえ)」と名付けられたこの飯碗は、白磁の柔らかな白地を背景に、愛らしい橘の実と葉が繊細な筆致で描かれています。橘は古来より「不老不死」の象徴とされる縁起の良い文様。今右衛門特有の深みのある色上絵が、飯碗という日常の器に、まるで一幅の絵画のような気品を与えています。内側にまで施された丁寧な意匠は、使うたびに目を楽しませてくれる贅沢な仕上がりです。
技法の魅力 今右衛門窯の真髄は、江戸時代から続く「色鍋島」の技法にあります。本作にも、赤・黄・緑の鮮やかな上絵付けに加え、職人の熟練の技を要する「濃み(だみ)」の技法が活かされています。染付の線描きの内側を、太い筆で均一に塗り埋めるこの作業は、わずかな淀みも許されない真剣勝負。これにより、落ち着いた中にも生命力あふれる色彩のコントラストが生まれるのです。
暮らしへの提案 手に取ると、驚くほどしっくりと馴染む質感と、適度な厚みがもたらす温もりを感じていただけます。炊きたての白いご飯を盛り付ければ、器の色彩がより一層引き立ち、何気ない朝食や夕食が、心を整える豊かな時間へと変わります。大切な方へのおもてなしはもちろん、自分へのご褒美として、長く大切に使い続けたい「一生もの」の飯碗です。
■ 今右衛門窯について
歴史と格調 「今右衛門窯」は、有田焼の中でも特に格式高い「三右衛門」の一つとして、370年以上の歴史を誇ります。江戸時代には鍋島藩の御用窯として、将軍家や諸大名への献上品である「色鍋島」の赤絵(上絵付け)の技術を、一子相伝の秘法として守り続けてきました。現在も「重要無形文化財」の保持団体として認定されており、その気高い美しさは現代の食卓においても圧倒的な存在感を放ちます。
職人のこだわり 今右衛門の器は、一切の妥協を許さない手仕事の結晶です。天草産の良質な陶石を原料とし、轆轤(ろくろ)成形から、柞灰(いすばい)による釉薬の調合、そして松の薪を用いた伝統的な窯焚きに至るまで、すべての工程に職人の矜持が宿っています。特に、十四代まで受け継がれてきた秘伝の赤絵の調合は、現代においても今右衛門ならではの品格を支える核となっています。
様式美 今右衛門の美学を語る上で欠かせないのが「格調高い様式美」です。余白を活かしつつも密度のある構図、そして「色抜き」や「墨はじき」といった独自の技法が織りなす繊細な表情。それは、華やかでありながら決して華美に過ぎず、使う人の心に静かに寄り添う、日本の伝統美そのものと言えるでしょう。
■ この作品が選ばれる理由
唯一無二の価値 この飯碗は、単なる食器ではありません。代々受け継がれてきた伝統の技と、現代の感性が融合した「生きた芸術品」です。大量生産品には決して真似できない、筆先から伝わる職人の鼓動や、焼き物の温度感が、この作品を唯一無二の存在へと高めています。
受け継がれる手仕事 今右衛門窯が守り続けるのは、形としての器だけではなく、日本人が大切にしてきた「丁寧な暮らし」の精神です。未来へ繋ぐ伝統工芸としての価値を持つこの一客は、時を経るごとに愛着が深まり、次の世代へと受け継ぎたくなる魅力に満ちています。本物を知る方にこそ選んでいただきたい、至高の逸品です。
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