
佐賀県×ふるさと納税

子ども・文化支援のために、特別なふるさと納税の返礼品をご提供いただいています。このページに掲載されている商品は、子どもたちの文化活動への応援につながる、特別な返礼品です。
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keyboard_arrow_right墨色の静寂に咲く、吉祥の瑞花 「色絵墨色墨はじき瑞花文 ぐい呑」は、重要無形文化財保持者(人間国宝)である十四代今右衛門氏が自ら筆を執り、制作した「本人作」の至宝です。作品の背景となる「墨色(すみいろ)」は、単なる黒ではなく、深みの中に温かみを感じさせる今右衛門独自の色彩。そこに「墨はじき」という、墨が釉薬を弾く性質を利用した伝統技法を用い、めでたい兆しを象徴する「瑞花(ずいか)」が、雪の結晶のように白く、清冽に描き出されています。
伝統を深化させた現代の美意識 十四代今右衛門氏の真骨頂は、江戸期からの伝統を現代の美意識へと昇華させた「現代の墨はじき」にあります。極細の筆で描き込まれた瑞花の文様は、緻密でありながら、どこかモダンで洗練された印象を与えます。さらに、その上に配された「色絵」の繊細な色彩が、墨色の世界に柔らかな生命を吹き込んでいます。光を吸い込み、また静かに放つその佇まいは、磁器という枠を超えた一つの芸術作品としての奥行きを感じさせます。
掌の中に広がる、豊穣な時間 このぐい呑を掌(てのひら)に包み込むとき、指先に伝わるのは滑らかでありながら確かな手仕事の質感です。注がれたお酒が墨色の地肌に揺らぎ、瑞花の文様が瑞々しく浮かび上がる瞬間、日常の晩酌は至高の芸術体験へと変わります。自分を慈しむ静かな夜、あるいは人生の節目を祝う一杯のために。この小さな器が、使う人の心に深い充足感と豊かな彩りをもたらしてくれるはずです。
江戸より続く「色鍋島」の正統なる継承 今右衛門窯は、江戸時代に佐賀藩(鍋島藩)の御用赤絵師を務めた歴史を持つ、有田焼最高峰の窯元です。「三右衛門」の一つとして、300年以上にわたり、将軍家や大名に献上された最高級の「色鍋島」の技法を代々一子相伝で守り続けてきました。国の重要無形文化財「色絵磁器」の保持団体として、その至高の技術と精神は、日本の伝統工芸の誇りそのものと言えます。
十四代今右衛門が切り拓く「伝統と革新」 「伝統工芸は現代の人に向けた新しい仕事でなくてはならない」という信念のもと、十四代今右衛門氏は常に表現の限界に挑み続けています。先代から受け継いだ「吹墨」や「薄墨」の技法を継承しつつ、独自の感受性で「雪花墨はじき」や「プラチナ彩」といった新たな上絵の境地を確立。職人たちと共に行う、目に見えにくい陰影や細部にも神経と手間を惜しまない制作姿勢が、今右衛門窯の揺るぎない品格を支えています。
静謐なる「格調の美」の極致 今右衛門様式の真髄は、選び抜かれた文様と計算し尽くされた「余白」の調和にあります。華美に飾り立てるのではなく、引き算によって生まれる凛とした空気感。この静謐な美学こそが、時代を超えて愛され続ける理由であり、世界中の愛好家から「格調の今右衛門」と称される所以です。
「本人作」という、唯一無二の希少な価値 このぐい呑が選ばれる最大の理由は、人間国宝である十四代今右衛門氏が直接制作に携わった「本人作」であるという点です。作家本人の魂が込められた作品は、一点ごとに表情が異なり、世界に二つとない芸術品としての価値を持ちます。桐箱に記された直筆の箱書きは、その正統なる血統と芸術性を証明する証。一生を通じて愛でるにふさわしい、最高峰の所有欲を満たしてくれます。
未来へと受け継ぐ、手仕事の宝物 機械生産では決して到達できない、人の手による精緻な手仕事の結晶。このぐい呑は、使うほどに愛着が深まり、時を経るほどにその存在感を増していきます。一生もののパートナーとして、そして次世代へと誇りを持って受け継いでいくべき家宝として。本物だけが持つ圧倒的な力が、この作品には宿っています。
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